買った

ひなた

ひなた

この人の本は全てもってるかも。

池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)

池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)

全然興味がなかったんだけど、
nhkのようこそ先輩に出てたのを見たんで
買ってみた。あの人がどんな文章かくのかなと。

新建築・森山邸・三鷹天命反転住宅

毎月購読している、新建築が
集合住宅特集で、しょっぱな掲載されてるのが
西沢立衛の森山邸で、その次が、荒川修作三鷹天命反転住宅。
この並びが、すごい刺激的というか、
色々考えさせる構成だなと思って感心したのでした。
この二つの建物を並べて比較すると色々な事が
考えられるのではないかと。


最初に思いついたのが、デザインにおけるディテール。
とか、デザインとディーテールみたいな問題。


三鷹天命反転住宅は、
荒川修作の指揮の元、大手設計事務所が設計をしてるみたいで、ぱっと見は、デザインしてるなーと思わせるんだけど、
手摺とか、スイッチとかを見ていくと、
明らかに、使いやすいというか、普通というか、安全な感じ。


森山邸は、真っ白で、一見、なんも考えてないだろ。
って建築をやってない人は思うかもしれないんだけど、
(いや、思わないかもしれないんだけど)
窓枠とか見てくと、実にシャープに納まってる。


この流れでいくと、前者が悪いみたいで、後者が、いいみたいな流れになっちゃうんだけど、そうとも言い切れない気がしていて、考えははっきりまとまってない。


時々考えるんだけど、
ハウスメーカーのディテールで、凝ったプランの建物を作るのと、ハウスメーカーのプランで、ディテールに凝りまくるの。どうなるんだろうと。
(前者は、コマンドNの中村氏がそんなことをやって多様な気がする)


まあ、ディテールのためのディテールってのは無いわけで、
最初のコンセプトみたいなところから、導かれてくる
という考えもあるわけだが、、。


この二つを並べて見せて、建築やってるひと、やってない人、いろんな人が何を考えるか
聞いてみたいと思ったのでした。

買った

新建築3月号


一番印象に残ってるのは、
石上純也のコンペ一等案。
すごく美しいし、豊かな生活が想像できる。
住んでる人が楽しいだけでなく、周りの人たちも
楽しくなれるすばらしい案だと思った。


プレゼンテーションのうまさも抜群で、
他の入選作品と比べても格段の美しさ。
他が、ほんとに建築建築した、プレゼンだから
絶対際立つなと思う。


あと、思ったのは、図面プレゼンで、使う
人とか木などの添景って自分独自のものを編み出さないと
だめなんじゃないかって事。


世界と僕たちの、未来のために―森達也対談集

世界と僕たちの、未来のために―森達也対談集

最近、少しこの人の本を読んでたから
買ってみた。


宮脇檀の住宅設計テキスト

宮脇檀の住宅設計テキスト

今更ながら購入。
具体的な住宅設計論。
吉村順三の「住宅作法」を具体化したみたいな。


文体練習

文体練習

これは、僕が「表現」について考えている事を
説明するのに一番適した本。
高いけど、購入。

買った

博士の愛した数式

博士の愛した数式

いまさらながら、文庫で。
電車の中で読もうと。

にほんの建築家 伊東豊雄・観察記

にほんの建築家 伊東豊雄・観察記

レム・コールハース行動主義の人が書いた本。
今度は、伊東豊雄

佐藤可士和

の番組を見た。NHKの仕事の流儀?という番組。


本人も、魅力のある人なんだけど、
シンプルな作品に、すごい興味を持っている。


ただ、シンプルを志向しているのではなくて、
シンプルが持つ力強さを、意識して、利用しているように
思える。
彼のデザインしたsmapの広告とかを見てると、
ミッフィーの絵本の、限定された色彩によって生み出される
すばらしい効果を思い出さずにはいられない。

買った

デザインの輪郭

デザインの輪郭

羽生 21世紀の将棋

羽生 21世紀の将棋

工夫

honeyee.comというサイトで、
伊東さんのミキモトが紹介されていた。

http://www.honeyee.com/news/design/003.html


その紹介文の一節が


伊東は重力から解放された「軽さ」を感じさせる建築を追求してきた。これまでもパンチングメタル(穴のあいた金属板)で透明感を出したり、柱や床をできるだけ細く、薄いものにするなど、さまざまな工夫をしている。


なんだけど、
最後の工夫ってところが、妙に引っかかったというか、
読んでてむなしい気分になったというか、させられた。


伊東さんの、様々な建築的試みとか、探求がそこには
込められてるんだと思うんだけど
それを、工夫って一言で言い表すことができるのだろうかと
思う。


全体的な文章は、伊東さんを賞賛してるから
悪気はないとおもうんだけどだけど、ひどい。


もしかしたら、僕自身が、芸術とか建築で
表現することの難しさを、少しでも知っているから
そう感じているだけであって、
まったく、この世界に興味のない人にとっては、
どうでもいいことで、ただの工夫に過ぎないのかも知れないが。


でもやっぱり、自分が、知らないこと、できない世界の
ことに対して敬意を持つことは、本当に大事なことだと
思っている。


また、自分が逆の立場で、他分野の方の作品を評するとき
失礼なことを言ってしまわないか、非常に心配になった。


人は、自分自身の価値観でしか物事を判断できないんだけど、
その中でも、できるだけ、その価値観を相対化するというか
客観的なものにする努力だけはし続けないといけないと
ホントに思う。