鈴木慎吾展



ギャラリー・アーキペラゴでの展示。
このギャラリーは、9人の写真家たちが共同で運営している。
運営形態としても興味深い。
この展示を最後に、茅場町に移転するらしいです。

写真は、後でアップするとして、感想をつらつら。
クリチャーズ(生物)と題された展覧会。
スーパーに売られている、生鮮食品を接写したものを
ポストカード大にプリントし連続して展示。
野菜、肉、きのこ類、様々な食品。様々な色にあふれている。
見上げる位置に、一列に配置された写真。
素材としての写真を展示としてどう料理するかってところにも
作家の力量が問われると思うが、難しいなあ。

僕は、一列に並べられた写真に連続性があれば、
展示としての強度が出て、作家本人が意図していた
囲まれているような感覚を実現できるのではないかと思った。

それで、ブルース・マウデザインの本を思い出した。
マウの本では、イメージからイメージがグラデーションをかけられたように
連続しつながっている。
例えば、ポイントになっている赤い色(肉)を連続させるとか。