寄生獣
- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/01/21
- メディア: コミック
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なつかしくなって買って読んでいました。
物語の構造はわかりやすくて
未知の生物を登場させ、それを起点に
人間の存在意義や環境問題について言及したり
しています。
これを読んでいて、思い出したのは
畠山直哉が、言っていた言葉で
確か、小学生くらいに聞いて印象にのこっている
というもので、
簡単に言えば、黒板に描いた円の大きさを
把握するには、比較となるもう一つの円が必要だ
という話だった。
この話を、彼は、写真と世界の認識との話に
持っていったんだけど。
- 作者: 保坂和志
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/02
- メディア: 文庫
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この本も、古本で買って最近読んでいた。
保坂和志の、小説に関する本を二冊続けて読んだ後に
実作を読んだので、彼の考えている小説といったものが
少しわかったような気がした。
保坂さんは、
小説家とは、
小説を書くことで、物事を考える人だ。
とか言っていたと思うんだけど、
まさにそれをこの小説でも、行っているんだと
思う。
物語としてだけでなく、
作家の世界観が随所にちりばめられていると感じる。