金沢21世紀美術館

妹島和世西沢立衛SANAA」展 〜5/22

どうも、今日から「極私的美術探訪」というコラムを書くことになりました。
rempeiです。以前にも、紹介してもらいましたが改めてご挨拶を。
いつもは、art-info. という現代美術情報サイトを運営しています。
ちょくちょく、週末閑話のコーナーで、展覧情報を紹介していたのですが、金曜に枠をもらって連載することとなりました。
アートになじみがない人にアートの楽しさをしってもらいたいと思って、色々紹介していくので、是非このコラムを読んで休日に足を運んでもらいたいと思います!

今日は、ゴールデンウィーク初日ってことで、首都圏から、ちょっと離れているけど、絶対見ておくべき美術館、展覧会をご紹介したいと思います。

それが、この金沢21世紀美術館です。
建物を設計したのは、国際的にも活躍する建築家、妹島和世西沢立衛
彼らのつくる建物は、ひたすらにシンプル。
一見、何もデザインしていないように見えますが、その過剰なまでにシンプルに徹したその建物はもはやアートと言っていいでしょう。この美術館は、円形をしていて、街のどこからでもアクセスできるように配慮されています。そしてその円形の中に、中庭や様々な大きさの展示室がちりばめられ迷路のような空間を生み出しています。

そのアートな建物の中で、現在、彼らの作品展が行われています。
そこでは、建築模型や、図面をはじめ、映像なども流されているようです。
ここまでだったら、よくある建築展と同じで、あえてアート情報のコーナーで紹介することもないのです。
ここで紹介したいのは、ウォルター・ニーダーマイヤー
、ルイザ・ランブリ、ホンマタカシら、現代美術の世界で活躍する写真家達による建築写真なのです。彼らは、独特の視点で建物と向き合い写真を撮っています。
今回の展覧会は、実際の建物と、それをフレームによってきりとった写真。その両方を同時に体験できるまたとない機会と言えるでしょう。

このゴールデンウィーク、ちょっと遠出して、建築とアートに浸ってみてはいかがですか?