ウェイスト・ダウン スカートの全て展。

Prada青山で、行われているスカートをモチーフにした展覧会。
Herzog&De Meuronの建物で行われるということと、展示の企画がOMA/AMOということで注目度は高い。
これだけ、建築界のビックネームの名前を聞かされれば、期待感が高まるのはあたりまえだ。僕も大いに期待して出かけた。
展示物も気になるのだが、それよりも気になるのは、展示方法。OMAがどんな、展示方法を提案してくるのかが見所。
そんな心意気で向かった。

展示は、プラダの建物全体を使って行われていた。
六階の展示室がメインになっているのだけれど、下の階の売場の中にも展示物が散在しているといった模様。

階ごとに違う見せ方をしている。
六階では、写真を巨大に引き伸ばし、スカート部分をクローズアップしたものが展示されていた。写真の裏面は、鏡のようになっていて、様々な風景を反射していた。

その他の階では、真空パックにスカートを閉じこめた展示や、天井につるされ、回転するスカートなど。いくらかのバリエーション。

しかし、OMAの名前だけが先攻している感はいなめない。

吊され回転するスカートは、試みとしては、興味深かったけど、メインの展示となっている、巨大な写真の見せ方とかも、ちょっとチープな感じがする。

あえて、プラダという高級ブランドの服をチープな見せ方をしたのだろうか。

この展示の為に、図録も制作されているようでそちらにもOMAの名前が入っていたのでBOOKデザインなどでかんでいるのかもしれない。