キリンアートプロジェクト2005

も見ました。
月島のタマダアートプロジェクトで行われています。
あまり見る時間がなかったので正確な
感想は言えないです。


気になったものについていくつかのメモを。


束芋の映像作品というかインスタレーション
は、見る人の事が配慮されている美しい作品だとおもう。
暗い部屋に入り、そこに敷かれた絨毯に座り、見上げながら鑑賞する。


いくつもの手、手首より上が、画面上を泳ぎ回り、ねじれ、動く。
時折、ミシンが現れ、手を縫っていく。
そんな映像が、おどろおどろしい、音と共にループしている。


映像どうのこうのというより、空間を作りだしてるなあ。
と思う。映像は、その要素にすぎないように見える。


淀川テクニックは、
淀川河川敷にアトリエをつくって、そこに捨てられた
ゴミをひろって作品を作ってるって聞くだけで、
もうなんだかぐっときてしまうんだなあ。
作品どうのこうのというよりもという作家。
作家が、作品をつくるために、まずしなければ
いけないのは、作品の作り方を作ることだと
考えているんだけど、
かれらの行為は、ずばりそんな感じがした。
ある程度いったら、また作り方を買えなければ
いけないかもしれないけど。


石上純也の作品は
テーブル。

新しいものを作るときに
構造っていうのは重要な要素で
探求するべき問題なんだけど、
それをあまりに強調しすぎると
カラトラバみたいになってしまうような気がした。


巨大なテーブルは、人間のスケールを越えている。
そこに並べられたものたちも、スケールオーバーしていたら
どんなだっただろうとふと思う。